日本語が読めない夫の生活
あなたは日本語の読み書きができない人との暮らしって、想像つきますでしょうか。
まさに、ナイジェリア人夫と私の生活がそれです。
とにかく彼は、日本語が書けないし読めません。
漢数字の一ぐらいしか読めません(苦笑)😂
読み書きが難しいというのもありますが、
前にも書いた通り、彼は日本にも日本語にもあまり興味がないので、上達は見込めません(笑)。
そんな夫と暮らしていると、何かと苦労は多いです。今日はそんな話のまとめです。
役所に行くと電話で通訳、
これは最近はバイリンガルや外国人スタッフが増えてきたので減りましたが、
以前は役所に行く度に電話がかかってきました。
カウンターで話しているスタッフの日本語が全く分からない、
と匙を投げてしまい、
自分の電話をそのスタッフさんへ渡し、私に全て用件を伝えてもらっていました。
そして、私がその内容を彼に英語で通訳する という状況が行われていました。
仕事中によく電話がかかってきていたので正直大変でしたが
今は外国人の方も 日本で増えてきているというのはあり、役所にも外国人の方が数名いらっしゃる体制を取っているので
最近はそのようなことはなくなりました。(ホッ。)
郵便物を翻訳
これは結婚して13年経ってもまだ続いています。
カタカナで書かれた自分の名前も読めないので、誰宛に来ている郵便物かもわからず
なんの件でどこから来た郵便物なのかも全くわからないので
ひとつひとつ私がそれを英語で説明、請求書等に関しては 重要な所だけ日本語の部分を英訳をつけて彼に渡すようにしています。
そうでもしないと、彼にとってその書類の全くわからないので目も止めません。
そうすると、未払の請求書が増えてきたりするのでこれは辛いですね。
今は子供がカタカナが読めるので、夫宛の郵便物を子供に食べさせるというのもありかもしれません。
仕事での契約書関係を翻訳
これが一番彼にとっての課題だと思います。
以前のブログにも書いたとおり、彼は個人事業主として自分でビジネスを行っています。
そのため仕事用に土地を借りたりする際に、その土地の賃借契約書 にサインする必要があるわけです。
もちろん契約書は全て日本語で書かれているので、彼によってはどこにサインすればいいのということだけしか分かりません。
なので、私がすべての内容を翻訳も口頭で訳して全て説明し、もう内容を確認するというのが スタンダードがフローになっています。
2年前は仕事で必要な免許とか資格を取るために役所に行き、その手続きを行いました。
が、それも手続きが煩雑すぎたため、結局は日本人と友人に手続きを代行してもらっていることがほとんどです。
その書類を取り寄せる手続きも全て日本語なので、そのサポートを私が行ったりしています。
私が培ったこと
このように、4人目の子供のような感覚になる私の夫ですが、彼との生活で培われたことはいくつかあります。
1つ目は、少々めんどくさいことでもやりこなせるというメンタル、です。
2つ目に、 マルチタスク力も上がりました。
3つ目に、沸点が下がり、ストレス耐性の強いメンタルと体力、です。
彼との結婚は修行や訓練のような部分もあるので、「大変だね」と言われることはありますが、
私にとっては 仕事であったりそうした事をストレスなくこなす体力やメンタルは、ここで培われていると思っているので、プラスに捉えています。
こうしたサポートはいつまで続くか分かりませんが、徐々に子供も大きくなってきており、
夫も子供の方が日本語力が勝っているというのも 恥ずかしいと思えるようになってきているようなので、
1歳になりたての末っ子に日本語レベルを抜かされないように、
今から日本語の読み書き話す 能力を磨いていって欲しいな、
と母親のような気持ちで思っている今日この頃です。(笑)
国際結婚をする場合、どちらかの母国で暮らす場合は、
ネイティブ側のサポートは必須です。
ナイジェリアへ行けば、私が色々と教えてもらうことになると思うので、
持ちつ持たれつ、それが夫婦だと思って歩んでいきたいと思います。