3児の母、夢への階段を上る~ワンオペママでも起業~

20年6月に会社員を卒業。起業を志した3児の母が夢を叶えるための行動を綴るブログ。

心に響く言葉がけ

私には、子供達にして欲しい習慣があります。

それは、

「ポジティブ思考(=前向き思考)」

です。
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「毎日幸せだなぁ」

と思えるレベルが理想的ですが、

そこまでいかなくても、何か小さな失敗や予測不能な事態が起こった時に

「あぁ、僕は/私は運が悪い」

「はぁ、、最悪だ」

と絶望せず、這い上がってこられる捉え方をして欲しいと思っています。

私は、子供が何かを失敗したり、

親である私自身が失敗してしまったり、嫌なことがあったり、

身が削られるようなことがあったりすると、

それを題材に子供達と話すようにしています。

例えば、

先日長男が、学童でドッヂボールをしていた時の話。

ボールを蹴るのは上手い長男は、昨年1年間ずっと腕の骨折が続いていたこともあり、

ドッヂボールに参加できず、ボールを投げることがあまり上手くはありません。

そこで、上級生から

「お前はザコ中のザコだ!」

とバカにされたそうです。小学生あるあるですね。

言われた本人は、うまく投げられない自分にイラ立ち、バカにされたことで自信を失くしていました。

その話を怒りながら私にしてくれ、私は彼にこう声をかけてみました。


「人より上手くなりたいなら、人の倍以上も練習する必要があるよ。

ドッヂボールが上手くなりたいなら、ママが毎日夜ご飯の後にドッヂボールの練習付き合ってあげるよ。

でも、ドッヂボールに限らず、人にバカにされたくないなら、

誰にも負けない自分だけの強みを磨く、っていうのも手だよ。

例えば、あなたは走るのが誰よりも速いんだから、

それを武器にすればいいよ。

1年生の時も、最初はミックス(←我が家ではハーフを「ミックス」と呼んでいます。)だからってバカにされたけど、

あなたが誰よりも走るの速いって皆見てから

バカにされることが少なくなったでしょ?

そういう凄いところを磨けば自信も持てるし

お友達もバカにしにくいよ。」

それからも、長男は上級生から毎日バカにされ続けてはいるようですが、

「走ることならアイツに負けない」

という気持ちを持つと共に、

「あいつよりボールがうまく投げられるようになってやる」

と思って毎日練習しています。


こうした子供への言葉がけ。

毎日聞いてるのか聞いてないのかわからないと半信半疑でしたが、

昨日心に届いていると思った出来事がありました。

それは昨晩のこと。

夕飯のカレーを食べていた長女が突然床に嘔吐しました。

味や匂いに敏感な長女は、カレーの肉を炒める際に使われた少量のコショウを「辛い辛い」と言っていたと思ったら、

身体が受け付けなかったようで、突然吐き出したんです。

私はその時、食べ終わった次男の椅子やテーブル、

床の食べこぼしを綺麗にしていた最中でした。

(長女は食べるのが遅いので、最後テーブルで一人食べていた、というシーンです。)

私が思わず、

「あぁ・・・・ママのやること増えた・・・」

と小声で口にしてしまいました。
(これは完全に自分中心の考え方で、言った後に反省し長女には謝りました。)


長女は具合が悪いわけではなく、

肉が辛くて吐いただけなので、吐いてすっきり。

私は汚れた床と娘の食べこぼしの残るテーブル、床を綺麗にしながらため息をついていました。
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すると、そこに長男がやってきて言いました。



「ママ、床が綺麗になったと思えばいいよ。

ほら、床のお掃除ができて気持ちいいね!」



この言葉に私はとても救われました。


「なんていいこと言ってくれるの~~~!

ありがとう。

床掃除しなきゃって思ってたから、ちょうどよかったね!」

と私が言うと、

「ママがいつもポジティブだから、僕も真似したんだ~」

と。



惚れてまうやろーーーーーーーー!!!!



いつも私が何気なく口にしていたのが

長男にいい具合に伝染したのかな。


日頃、こどもへの声掛けは、

(特に男の子は)聞いてるのか聞いているのかわかりませんが、

ちゃんと心に届いていたのだなぁーと感じました。



長男は、以前もこちらの記事に書いた通り、
www.reachout-3s.com

何かにつけてタイミングが悪く、周りに誤解をされやすいがために、

本人が空回りしてしまったり、周りに「あなた大丈夫?」と問題児扱いされることが多いです。


その1つ1つの出来事は、起きたその時は辛いかもしれません。

でも、それを人生の「レッスン」だと捉える術を子供へ伝えることで、

子供も、今後の人生の乗り越えていくバネのような心を身に着けて
いって欲しいな、と感じます。


特に、私の子供達の場合は日本ではまだ少数派のいわゆる「ハーフ」です。

(そしてこの「ハーフ」という表現、未だに抵抗があります・・・)


今も学校や公園で

「外人!(←あなたも日本から出れば外人ですよ!)」

「アメリカ人!(←”外国人=アメリカ人”って何十年前の話?!)」

と日常的に言われ続ける子供達。


今後もそういうことを言われ続けることも多いでしょう。

そういう時に、少しでも身についているこうした発想、捉え方の転換が

彼らが人生を逞しく生きていく上で役立っていけばと感じます。