親の我慢を邪魔する感情
先日、こどもに手をあげないように親が我慢することについて書きました。
我慢し続けられるのは理想ですが、
それが続かない時ってありませんか。
我慢があるとき爆発してしまう時ってありませんか。
それは、子供に対し無意識に抱く感情があるからです。
それは、
「ずるい」
という感情です。
どういうことなのかというと、
親自身が幼少期に親から
暴力を受けていたり、
否定的な言葉を浴びせられていたり、
厳しくしつけられていた場合、
自分が親になると
「自分の子供には同じ思いをして欲しくない」
と思い、
自身の親を反面教師にしようとします。
つまり、
自身の親=なりたくない自分
なんです。
そして、自分が親から殴られたりしていたようなことを自分の子供がした場合、
グッと我慢して殴らないようにしようとします。
「ここでやってしまったら、子供が自分と同じ思いをする」
と思って。
でも、我慢ばかりしていると溢れ出す水のように一気に表に出てしまうことがあります。
それが、
嫉妬、怒り
です。
「自分は親に口答えしただけで、親に何度も叩かれていたのに。」
「ご飯を残しただけで裸足で外に出されたのに。」
こうした、自分の子供の頃と比較して嫉妬の感情が生まれてしまいます。
すると、自己犠牲を払っている被害者意識を感じ我慢をし続けられなくなってしまうのです。
反面教師できたはずが、結局は自分の親と同じことをしてしまっているという矛盾。
そしてまたイライラ。
私はこの感情に気付き、我慢が続かなくなった時に、どうしたかというと、
素直に子供にそのことを話しました。
「ママがたまに怒っちゃうのは、あなたたちを羨ましいと思っちゃう時があるからなんだ。
ママが小さいときは、喧嘩したら外に出されたり、車のトランクに入れられたりして、
話も聞いてもらえなかったし、すごく悲しかったんだ。
だから、あなたたちがそうされないことがたまに羨ましくなっちゃって、怒っちゃった。
ママが小さいときのことだから、終わった話なのにごめんね。」
ある日そんな話をすると、長男が一言。
「ママ悲しかったんだね。
でも、今はママ、大丈夫だよ!」
😍😍惚れてまうやろー😍😍💕💕💕💕💕
たまにこうして爆発することが今後もありそうになったら、
過去の自分を認め、共感してあげようと思います。
近いうちにブログに書いて言語化しようかな。
自分は自分、子供は子供だものね。
つくづく、親から言われたこと、されたこと、というのは
潜在意識の中に深く残り、自分が成長した時によくも悪くも現れるな、
と感じます。
毒親の呪縛から放れられない方も世の中には沢山いて、苦しんでいます。
すごく辛いですよね。
人の人生に関わることなので、
改めて、子供への言葉がけ、接し方に気を配っていきたいと感じます。