3児の母、夢への階段を上る~ワンオペママでも起業~

20年6月に会社員を卒業。起業を志した3児の母が夢を叶えるための行動を綴るブログ。

ナイジェリア人夫の紹介

今更ですが、私のナイジェリア人夫について少し書きたいと思います。

もう結婚13年なので、私も感覚が麻痺しているところもあるのですが(笑)、

ランチタイムに同僚に我が家の結婚のなれそめや、結婚手続きや、結婚生活の話をしたら

「普通じゃない」

とコメントをもらったので(笑)、読んでくれるあなたの刺激になったり、どんどん国際化が進み、

国籍を超えたカップルが増えていくにあたり、誰かのご参考になればと、こうした話もちょいちょい書いていきたいと思います。

今日は彼について簡単な紹介をしようと思います。

結婚までの馴れ初め等はまた別な記事で書いていきますね。
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ナイジェリアって?:

まず、ナイジェリアについて少し紹介したいと思います。

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アフリカ最大都市ラゴス

あなたは「ナイジェリア」と聞いてどこにある国なのか頭に浮かびますでしょうか。

どういうイメージをお持ちでしょうか。

「治安が悪い」
「どこにあるの?」
「何語を話すの?」
「食べ物は何があるの?」

「石油」
「サッカー」
「ボビー・オロゴン」
「関口メンディー」

等々、少しでも浮かんだ方もいるのではないでしょうか。

ナイジェリアは西アフリカにある大国で、アフリカ一人口の多い国です。
2017年のデータによると、人口は1億9,088万人。

将来的には世界No.5に入る人口増加率だったかと思います。

そんな国で私の夫は生まれ育ちました。

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ナイジェリアの位置

言語:

ナイジェリアには複数の民族が住んでおり、
・ヨルバ族、イボ族、ハウサ族、その他数々の民族が共に住んでいる国多民族ならぬ多部族国家です。

私の夫は、自分のイボ族なので「イボ語」という言語を話しますが、多民族国家なので、都市部へ行く時は公用語の英語を話します。

ですが、ナイジェリア人がカジュアルな場で話す英語は、
かーなり文法的にブロークンで、彼ら自身もそれは認識しているようです。

宗教:

ナイジェリアはイスラム教徒、キリスト教徒が多数を占める国で、うちの夫は厳格なキリスト教徒です。

彼の宗教観については、こちらの記事に書いております。

無宗教だった私にとって、彼の宗教観はかなり衝撃を受けるものがありました。

今英語を勉強されている方は、宗教についても勉強されることをオススメします。
www.reachout-3s.com

在日ナイジェリア人について:

あなたの住んでいる国にはナイジェリアパスポートを持っている
所謂「ナイジェリア人」は何人ぐらいいますでしょうか。

私の住む日本には、在日ナイジェリア人は約3,000人程度いるようです。(ウィキペディア2015年のデータ)

実際は、オーバーステイも含めると、現在は4,000人ぐらいはいるのではないかと思います。

イメージは酷評:

日本在住に限らずですが、ナイジェリア人の知り合いがいない方からすると、ナイジェリア人のイメージというのは、はっきり言って最悪だと思います。

その理由は、ニュースでよく目にするナイジェリア人による犯罪、
逮捕です。

他のアフリカの国の方に聞くと、ナイジェリアというのは、
南アフリカと並び、アフリカ大陸内でも

「危ない」「犯罪」

のイメージが強いそうです。

その為、ナイジェリア人というだけで追い払われたり殺されたりする地域もあるようです。(南アフリカ在住の夫の弟がそれを理由に国に帰ったそうです。)

日本国内でも

「盗難」「詐欺」

といったものにナイジェリア人が絡んでいた、というニュースを度々目にし、
世間的にも「犯罪集団」と酷評なイメージです。

夫が以前働いていたアパレルの店の店長(ナイジェリア人)も、
ID偽造で2度逮捕されていますが、懲りていません。

他にも、ビザの有効期限が切れ、いわゆるオーバーステイになり強制送還された
ナイジェリア人が、偽造したパスポートで再入国していた、

という話も聞いたことがあります。

実際にそういった犯罪を当然のように行っているナイジェリア人もいるのは事実です。

ですが、そのせいで私の夫のように真面目に働いているナイジェリア人が事業や生活を
するにあたり、非常に迷惑を被っているのも事実です。

夫について

来日経緯:

では、私の夫はなぜ日本へ来たのでしょう?

「あなたに会うためだよ」

と彼は言いますが、いいえ、そんなことはありません。(ばっさり。笑)

彼は高校卒業までナイジェリアで生まれ育ち、高校卒業は様々な仕事に就きました。

しかし、エンジニアの大学へ通うためマレーシアへ留学していました。

では、そんな彼がなぜ遥々日本に来たのか、です。

それは、

日本車です。

日本車を自分の国に売りたくて、日本へやってきたのです。

ビジネス目的です。

そして、今も日本の中古車を売り続けています。(個人事業です。)

はっきり言いますと、うちの夫はテレビで見るような「日本大好き」を理由に来日した外国人ではありません。(笑)

日本の文化にまったく興味がなく、日本語も全く喋れず、知り合いも在日ナイジェリア大使館で働く伯父さんしか知らずに来ました。

今は仕事で使う日本語はある程度話せますが、込み入った話や役所手続き等はできません。

そして、話し言葉は

「ワタシ怒るよー」
「大丈夫じゃないだよ!」

といった、外国人の方に多い日本語の話し方です。
(日本語の「てにをは」は難しい!)

読み書きは全くできず、漢数字の「一」以外は読めないし、書けません。

来た当初は言語もわからない、伯父さん以外誰も知らない土地へ来て、お金もないので、東京の池袋駅前でホームレス生活をしていたみたいです。

働き者の我が夫:

夫は来日14年。

今では子供3人を含む家族を持ち、自分で事業を起こすまでになり、
異国の地で本当に頑張ったと思います。

そして6月初旬(このブログを発信した週末)にはナイジェリアへ旅立ち、
日本から送っている中古車を自分でせっせと販売するまで帰ってこない予定です。

毎日車で片道2時間半、車の解体やフォークリフトを使っての重労働。

日曜もコンテナに車を詰めたりすることもあるので、月に休みが4回あるかどうか・・・。

こんな感じなので、帰りは疲れて仕事場宿泊のことも多く、以前は週2回ぐらいしか帰ってこない時期もありました。

今は子供が3人いることもあり、週3-4回は帰ってきてくれます。

本当によく働く我が夫です。


以上、今日はここまでにしておきます。

この記事のまとめ

簡単にまとめますとこんな感じです。

  1. ナイジェリア生まれ、ナイジェリア育ちのイボ族
  2. 言語はイボ語、英語、日本語、少しフランス語、マレーシア語
  3. 14年前に来日。来日当初は池袋駅前でホームレス生活
  4. 日本にも日本語にも全く興味がなく、日本語読み書きレベルは漢数字の「一」以外理解できず。
  5. 日本語は少し話せます。
  6. 来日目的はビジネス。日本車の輸出。現在も継続中。
  7. 現在片道2時間半かけて通勤、週3-4回のみ帰宅。

うん、こうして書いてみると普通で日本で過ごしている方には普通じゃないのかな?(笑)

ちなみに、イケメンじゃないです。

じゃがいもに例えると、男爵イモって感じです。(どんな?! 笑)

タンザニアやケニア等、東アフリカ出身者の小顔で細身で背が高めでスラっとした体型。

それとは逆に、ナイジェリアの人は、頭の形が悪く、首が短く、背もあまり高くなくごつい体型の人が多い。

うちの夫は、典型的なそんなナイジェリア人体型です。 笑

ということで、今後も徐々に書いていきますね、うちの夫のこと。