3児の母、夢への階段を上る~ワンオペママでも起業~

20年6月に会社員を卒業。起業を志した3児の母が夢を叶えるための行動を綴るブログ。

『ハードワーク 勝つためのマインドセット』エディー・ジョーンズ

書いてブログで発信していなかったブックレビューが幾つかあるので、シェアしたいと思います。

『ハードワーク 勝つためのマインドセット』エディー・ジョーンズ
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【概要】
元ラグビー日本代表ヘッドコーチのエディージョーンズ、私が語るリーダーとして大切なこと。ワールドカップで一勝もできなかった、日本代表をどのように成長させたのか、リーダーとしての、エディーさんのマインドセットが書かれています。

【私はこの本から何を得たいのか?】
1️⃣リーダーとして、日本人とどのように向き合い、南アフリカに勝利という偉業を成し遂げるまでのチームに育て上げたのか?

✅まず、大きな目標を掲げる。
ワールドカップで勝つという目標。

✅その目標を達成にむけ、現在に何が足りないのか、課題抽出を行う、そして戦略を立てる。

✅それに向けスケジュールを組む。
時間を区切ったトレーニングを設定する。

✅日本の長所を生かした「ジャパンウェイ」の哲学を、メディアも使い言葉や映像を使って選手たちの潜在意識に繰り返し刷り込む。

✅世界で勝つということの意識付けを行い、意識を高め、100%それに向けた努力をできるよう褒めて伸ばす。

✅些細な約束事を守り、人としての信頼を積み上げる。

✅選手に、自ら考え判断できるように促し、その決断力が上がるようサポートする。


2️⃣どのようなポリシーを持って常に選手たちと向き合っているのか?

✅自分が選手だった時に、どう教えて欲しかったか、どう扱ってほしたかったかを思い出す。

✅自分のチームが気持ちよくパフォーマンスできるように心がける。

✅自分の感情から離れ、その場を客観視する、その1種の演技として、顔色や声色、言葉などを使い、メッセージを発する。

✅結果を出した人や結果に貢献した人は、どんな形であれ報われることが大事。
報酬を予め用意しておき、与えること。

✅公平感を浸透させる、誰もが頑張ろうと思う環境を作る

✅モチベーションを高めるために、自分たちの参加しているプロジェクトが何か特別な意味のあるもの、重要な意義のあるものだと感じさせること。
(この勝利はラグビーの歴史を変える!など)

✅プロ意識を持たせる。結果に責任を持たせる。

✅選手の決断を批判しない。
決断を批判すれば、機会を与えたことの意味がなくなる。その決断が間違っていた場合、想定できる他のシナリオをいくつか与えるその中から選ばせる、そして決断力を高める手助けをする。


3️⃣人の成長に欠かせない要素は何か?

✅成功体験を積むために十分に「準備」をすること。準備をしない人は、傲慢、あるいは自分に対して妙な過信がある、傲慢や家臣を見直し、準備をきちんと行わない限り成功は望めない。

✅準備は自信を持つために行う。
十分な準備をもたらす自信が、成功を呼び込む。大きな力を発揮しようと思えば、普段から自分を追い込む訓練が必要。

✅「ミス」をしても、その後どのような行動を取るのか、そこから何を学ぶかを考える。

✅指導側は早々に答えを教えたり、すぐに間違いをしてきたしない。
教えられる側に自分で考える機会を与える。

✅まず自分をより良くしたいという気持ちを持つこと。
次に必要なのは勇気。それまでの実績を捨て、リスクを負うことにより、不安や恐怖を乗り越え、馴れ親しんだ自分を捨てること。
それと同時に必要になるのが時間、勇気を持てないままやり過ごしている中、時間切れになることも少なくない。

✅冒険すること。冒険しないと人は後退するだけ。

✅人間は言い訳を考える天才、どれほど巧妙であっても言い訳はいいわけ、それこそが成功を阻んでいる。

✅自分を客観視すること。

✅コントロールできることだけを考える。コントロールできないことは放っておく。

✅常に学び続けること。学ぶとは新しいことや自分が知らないことを先入観なく虚心に見つめ吸収すること。同じ日は二度と来ないから。

4️⃣外国人のリーダーとして苦労した点はあるのか?

⇒苦労ということはない。文化の違いによる溝はある。
その上で自分の考えは選手たちにどのように受け止められているか?を考える。

やるべきことはシンプルで、選手たちの良いところを引き出し、それを結集してチームを強くすること。

国の文化的背景によってその国のラグビーも大きく異なる。

国の歴史を理解すること= 国民性を理解すること=その国のスポーツ文化を理解すること。

それにより目指すラグビーのスタイルも変わるし、選手への自分の考えの伝え方も変わる。

異国の地で自分の意見を受け入れてもらうためには、信頼を築くしかない。
それは国や文化に関係なく、人間同士の基本である。

【読後の私のアクション】
私個人としては子育てに応用できる要素がたくさんあったと感じました。
早速取り入れたいこと

👍目標を立てる、現状分析、足りないものを分析、課題抽出、アクションプラン立てる、2ヶ月ごとにレビューする。
自分の目標設定においても行なおうと思います。

👍コントロールできることだけを考える、コントロールできないことは放っておく

👍何かを取り組む際、準備に重きを置く
(プレゼン、マラソン大会等)

👍子供に答えを教えない、待つ。

👍ナイジェリアの文化に関する本をもっと読んで勉強する

これはコーチだけではなく、仕事、家庭でも使える要素がふんだんに盛り込まれた本です。おすすめ!

#ブックレビュー #ハードワーク勝つためのマインド・セット