兄弟(姉妹/兄妹/姉弟)喧嘩に疲れたあなたへ
こんにちは。
今日は朝から大雨・・・・。
旦那くんが張り切って、朝から私を含め皆を車で送ってくれました。
育児も家事も私任せな彼ですが、こういう時に頼ってあげないと出番がなく、
(私がもっと頼ってあげた方がいいのかな・・・・)
彼の自己肯定感も高く持てないと思うので、雨に感謝です。
さて。
昨日は月曜ということで、やはり長男は学校行きたくないBLUE MONDAYだったのですが、
家族全員早寝早起きだったので、
みんなで一緒に出発し、少し気が紛れたみたいです。
出かけるまでは、ヤ○ザか!というぐらい、妹のやること全てが気に食わなくて、
いちゃもんをつけていた長男。
(学校行きたくない気持ちを、そこへぶつけていたんだと思いますが。)
そして、それに応戦して手を出し、やり返され、泣く妹・・・。
我が家はふと目を離すとこんな状況です。
昨日は妹が兄に手を出し始め、結局妹が負けて泣き叫ぶといういつもの結果・・・。
今日はそんなお子さんをお持ちのあなたへ、
お子さんの兄弟喧嘩についてどう対応するのか、我が家のケースを交えてお話したいと思います。
※「兄弟」「姉妹」「兄妹」「姉弟」と様々な組み合わせがあると思いますが、ここでは”兄弟”という表記にしたいと思います。
- 兄弟喧嘩って?
- 兄弟喧嘩は悪いことなのか?
- 喧嘩は止めるべきか?
- 止めるべき喧嘩
- 結論
1. 兄弟喧嘩って?
まず、兄弟喧嘩の定義とは何でしょうか。
辞書で「喧嘩」を調べると、こういう記載があります。
「喧嘩」:
[名](スル) 言い合ったり殴り合ったりしてあらそうこと。いさかい。「―をふっかける」「―するなら外でしろ」「口―」
~goo辞書より~
これが兄弟間で行われるもの、つまり兄弟間での言い合いや殴り合い、争いが「兄弟喧嘩」と定義できます。
一方的な嫌がらせや罵りは喧嘩ではなく、それに相手が応戦し、双方でのアクションとなるのが、兄弟喧嘩です。
2. 兄弟喧嘩は悪いことなのか?
では、兄弟喧嘩というのは悪いことなのでしょうか。
本当に些細なことから言い争い、たたき合い、殴り合いに発展し、
子どもの泣き声を毎日聞いている親からすると、うんざりしちゃいますよね。
私も毎日毎日同じことで揉めていたり、長男と長女が叩き合って、ギャーと泣きまくる長女を見ていると、嫌になっちゃう日も多々あります。
でも、それは当事者ではない親目線での「危機」であり、
当事者にとっては、兄弟喧嘩は必要なもので、スポーツのようなものだと思うようにしています。
3.兄弟喧嘩は止めるべきか?
上記の通り、基本的に我が家では兄弟喧嘩は止めません。
そう思うようになったきっかけは、以前紹介した佐々木正美さんの書籍を読み、
www.reachout-3s.com
子ども達を観察していると納得した、という経験です。
兄弟げんかは”スポーツ”です。いいも悪いもない。
親が下手に価値判断すると必要以上にこじれるだけです。
親の役目は、試合終了を告げるだけです。
介入も仲裁も無用です。
泣き声が聞こえたら「はい、おしまい」と声をかけましょう。
怒鳴ったり、説教したりしてはいけません。
終わったらもうどちらも悪くない。2人を呼んで「じゃ、アイスでも食べようか。」それだけです。
こう佐々木先生は仰っています。
この本を読んでから、兄弟喧嘩は片方が泣いたら私が終了を告げ、
親はあえて介入しないことにしています。
4.止めるべき喧嘩
それでも喧嘩を止めることもあります。
それは、明らかに卑怯なやり方や相手を怪我させようとやっているようなものに対してです。
例えば、
目を狙う。固い玩具で頭を殴る。相手が泣いているのにしつこく攻める。
こういったことです。
現代の子は、喧嘩を経験していない子が多いため、いざ相手と喧嘩になっても
「これ以上やると相手の命が危ない」
というボーダーラインがわからないといいます。
そうなっては非常に危険です。法を犯すような事態になってしまう可能性だってあります。
だから、大人と比較しまだ力が弱い子ども時代に喧嘩は経験させた方がいいと思いますが、相手に大けがを負わせてしまったり、
怪我をさせようと目を狙ったりするのはアウトだと思います。
また、泣いている相手を必要以上に攻めるのも、本人にとっても何の得にもなりませんし、将来役に立つとは思えません。
それよりも、相手が泣いて試合終了のゴングが鳴ったら、
もっとやり足りなくても自制する、もしくは 気持ちを切り替える、
といった気持ちの解消法を体得していた方が、大人になっても役に立つスキルではないか、
と思うのです。
でも1点。
止めても止めても子どもが相手を攻撃する、暴れる、ということがあります。
うちの場合は長男なんですが、それは上の子ならではの我慢が爆発しているが故に暴れていることが多いので、
妹が見ていない静かなところへ長男を連れて行ったり、
ひざに乗せたり抱っこをしながら、穏やかに話を聞くようにしています。
私がこうするようになったのも、佐々木先生の著にあったこの一説に影響されています。
上の子に「叩いてはいけない」と教えたかったら、お母さん自身が叩くことを我慢しなくてはなりません。
もしも叩いてしまったら、お子さんへ向かって「怒りすぎてごめん」と謝って下さい。
「○○くん/ちゃん が 弟/妹 をぶってしまうように、お母さんも我慢できなかった。本当にごめんなさい。」
と丁寧にわびるのです。
そして、次からは本当に我慢するのです。そう努力するのです。
子どもの自尊心はそれで救われます。
本当に、こうして長男を叱ったり叩き返したりせず、
スキンシップを取りながら穏やかに話を聞いてあげるだけで、
長男は妹に優しくなるんです。そうすると、自然と喧嘩が起きなくなります。
最近は、妹から仕掛けることも増えてきましたが、それも彼女が
自分の下に弟ができ、寂しさがあったり、満たされない感情の表れだったりするので、
時間と気力と体力がある限り、沢山抱っこをしたり、
時には赤ちゃんのように甘えさせてあげたりして、充電する時間をとるようにしています。
こうして、二人が満たされた状態でも喧嘩が起きる場合は、
そんなに大事にならないことが多いので、放置です。
そのため、どちらかの心のSOSが喧嘩の原因でないかどうかを見て、
そうでなければ止めずにスポーツさせてます(笑)。
結論
以上、我が家の兄弟喧嘩の対処法でした。
結論としては、以下です。
- 兄弟喧嘩はスポーツと捉える。
- 基本的に喧嘩は止めない。
- 相手を意図的に怪我させようとしている喧嘩は止める。
- 子どもの心が満たされず暴れている喧嘩は止めさせ、暴れている方とスキンシップを取りながら、相手の話に耳を傾ける。
参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。