【子どもへの声がけ】長男のぐずり編
おはようございます。
今週も始まりましたね~🎵私も仕事復帰して今日で1週間。
久々に仕事で英語を使うので、感覚を戻すのに少し時間がかかっていますが、
どんどん仕事が舞い込んできているので
「頼まれごとは試されごと」をモットーに、頑張っていきたいと思います!
さて。
週初めの昨日。
我が家は小2の長男による
「いかに自分が授業に行きたくないか」
プレゼンが朝の恒例行事となっています(笑)。
昨日も起きてから着替えるまで、
「学校は行きたくない~。でも昼休みと学童で遊びたい~。
どうしようかなぁ~ あ~行きたくない~~~!😱😭」
と、選択肢はないんだけど(笑)
一人で葛藤していました。
その時間がまぁ長く、
既に学校遅刻の時間だったのですが、私の出勤時間まで少し時間があったので、
学校へは遅刻の電話をして彼に付き合うことに。
(こういう時、通勤時間が短くてよかった、と思います。)
私も高校に入るまで、あの右向け右の学校生活が大嫌いだったので、
息子の気持ちもわかります。
彼もとにかく吐き出したいだけなんだと感じたので、ヒアリングをしてみました。
私
「学校、嫌だよねぇ~。ママも学校嫌いだったし、小5と小6はサボって学校抜け出したりしてたよ。
でも、嫌だ嫌だって色々あるけど、○○(長男)は何が嫌なの?
ずっと座ってることが嫌?」
長男
「まず、毎日1時間目が算数なのが嫌なんだよ!
体育とか音楽だったらいいのに!
算数、つまんないんだよ!」
私
「そっかー、そうだよね。
なんで教科書で勉強すると、なんかつまんなくなっちゃうんだろうね。
ママも算数嫌いだったなぁ。」
長男
「つまんないから他のこと考えながら座ってると、
先生に「話聞いてますか?今△△さんが言ったことを、
自分の言葉で言ってみてください。」
って言われるし。
○○にとって、ずっと座ってつまんないこと聞いてると身体が動き足りないんだよ!」
私
「それは益々嫌になっちゃうねぇ。
「この勉強って何の意味があるの?」って思ったら、
ママに聞いてくれてもいいし、先生に聞いてもいいんだよ。
でも、もし○○が将来陸上選手になったとして、
短い時間でゴールするためには、
まず1分が何秒かとか勉強しないとならないよ?
レースとか練習中に水飲んだりする時も、
ガブガブ飲むとお腹痛くて走れなくなっちゃうから
「○mlずつ飲んで」
って言われても、それがどれぐらいか知らないと飲み過ぎちゃうよね?
それを算数の授業で学べば、陸上選手になっても困らないんじゃない?
まぁ、1時間目からだと行きたくなくなるのもわかるけどねぇ。
身体を動かしたいなら、大好きな体育はないの?体育があるなら行ってみたら?
身体動かしたいなら、昼休みとか、学童でも身体沢山動かせるよ。」
長男
「あ!5時間目体育だ!!
やっぱり、嫌だけど学校行く!!」
そして、1時間目に間に合うように、一緒に家を出て、息子は無事登校。
帰宅すると、
「学校楽しかった、行ってよかった!」
と話してくれました😊🎶
私が子供時代は、嫌だと言っても親には無理やり行かされ、「走ってけ!」と泣きながら走って登校した記憶がまだ残っています。
子どもながらに親は多忙だったのは理解しながらも、とても寂しかった上その気持ちの消化不良を起こしていたのを覚えています。
自分の子どもには、可能な限り自分の気持ちを消化する力を身に着けさせてやりたいと思うので、
仕事の前後しか時間がない今、自分の時間が許す限り寄り添ってやりたいなと思います。
これは、先日ご紹介した佐々木正美先生のこの本を読み、
子どもに共感する、気持ちを理解する、ということを学び、
実践すると子どもが外で暴れなくなったからです。
「育てにくい子」と感じたときに読む本
こちらは思春期向けですが、学童期の長男の参考までに今再読しています。
抱きしめよう、わが子のぜんぶ―思春期に向けて、いちばん大切なこと
さて。
先ほどの会話ですが、私が営業職時代に(ずっと営業しかやってなかったんですが。)学んだ手法が取り入れられています。
子育ての本や、カウンセリングの本等にも共通して書いてある手法なのですが、
何にでも汎用性があるので、子どもがグズった時等によく使っています。
これを知らなかった以前の私は、当時長男が1-2歳で同じ人間とは思えないような行動ばかりするので、
「何やってんの!」
「もう知らない!」
「もうママ帰るから、ずっとそこにいなさい!」
と母親という権力を振りかざすような声掛けしかできておらず、益々子どもが私を困らせようと荒れるという悪循環に陥っていました。
でも、前職の研修でこれを学び、子どもを一人の人間として尊重できるようになり、子どもが暴れることも減ったと感じています。
これは外資系企業で外国人トレーナーに教わったので、万国共通のメソッドです。
少しご紹介しますと、、、、
「ニーズの裏にある本当のニーズや課題(英語で言うと“needs behind the needs“)を相手から引き出し、
それを認め、共感した上で、
解決策を提示し、合意を得る」
というものです。
まず、この長男の例でいくと、
表面的なニーズは、
「学校へ行きたくない。」
でした。
そこで、本当に学校自体が嫌なのか、本当は何が嫌なのか、というのを理解する必要があります。
そのために何をするのかというと、
「否定せずに相手の話に耳を傾け、その気持ちを承認し、共感する」んです。
ここは我慢。相槌を打ちながら、黙って耳を傾ける。
小さい子であれば、抱っこしながら聞いてあげるのがいいと思います。
彼も自分のモヤモヤする気持ちをわかってもらえるだけで、かなり落ち着いてきます。
そこで、本当は何がしたいのか、ということを探ります。
長男の場合、本当の彼のニーズは、
「身体を動かしたい」
ということがわかりました。
そこで、その日の中で身体を動かせる機会を一緒に見つけてあげて(=体育、昼休み、学童)、
そこに目を向けさせてみる、ということが必要ではないかと私は考えました。
その解決策を提示した上で、もう一度「学校行ってみる?」と相手が承諾するか尋ねてみました。
すると、彼は行くという決断をしたわけです。
これはビジネスでも、育児でも、夫婦の会話でも、友達との会話でも、全てのコミュニケーションに
使えると思います。
ぜひ使ってみてください。
長くなりましたが、今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。